カクヨムのオープン

KADOKAWAの鳴り物入りの小説投稿サイト「カクヨム」が本日から正式オープンした。(ちなみに以前から投稿だけはできた)

カクヨム – 「書ける、読める、伝えられる」新しい小説投稿サイト

誰がどう見ても「小説家になろう」の対抗サイトであって、なろうのユーザをごっそり取り込もうとしている感じが見え見え。(個人的な意見)

正直なろうのインターフェースは野暮ったくてあんまり好きではない。なろうに比べるとカクヨムのインターフェースはそれなりに洗練されている。
(あくまでそれなりであって、そこまでカッコよくはない)
ただ、縦書き表示とかはないので、読む側からするとあんまりユーザビリティは高くないと思う。ちなみになろうはPDF出力で縦書き表示できる。

なろうになくてカクヨムにある目玉は、レーベルというメニューで最初からプロの作品が投稿されて読めるところだ。この辺は出版社ならでは、というかちょっとずるいんではないかと思う。
それからKADOKAWAから出ている一部の作品の二次創作が許諾されている。この辺も出版社ならでは。スタートが草の根だったなろうと比べると色々と反則に近い手段のような気もするが、これくらいテコ入れしないとなろうから読者のシェアが奪えないとKADOKAWAは考えたのだろう。

実は私はカクヨムにもアカウントを作ってあったりする。とはいえ、投稿はまだしていない。まあ、いずれカクヨムに引っ越そうかなぁ、と思ってるが、少なくともなろうで連載中の「殺ス・リベレーション」(以下コロリベ)が終わるまではなろうにいるつもり。
ネット小説でヒットっていうとどのくらいのアクセスからそう呼ぶのかは分からないが、2月29日現在のコロリベのアクセス数は、ユニークで810である。ちなみにPV(ページビュー)は2,127。今まで書いてきた作品では最高のアクセス数であり、“俺の中では”ヒットだと思っている。
読者の皆様ありがとうございます。
いや、別に皮肉とかじゃなくて本心ですよ。

そういうわけで、コロリベはなろうで完結させたいと思う。コロリベが終わったらどうするか考えようかねぇ。

それから、なろうのSF作品群はどれもこれもぬるすぎるのでカクヨムにはハードSFが投稿されたりしないかなと思っていたが、そんな事はなかった。このぬるさはなろうとどっこいどっこいな感じだ。ただなろうで多すぎて辟易させられるVRMMO(仮想空間没入型大規模オンラインゲーム)とかいうジャンルは比較的少なめに見えるのでその点に関していうとカクヨムの方が居心地はよさそうな気がする。

“カクヨムのオープン” への2件のフィードバック

  1. おらも登録した(^o^)
    なろうより綺麗で、エブリスタより商売気がない感じがした。
    出版社も色々しかけてくるね。
    ネットで当たった新人なら固定客から金取れるし、リスクも少ないし、新潮社NEXの野良から探してくる方法より自社サイトから探した方が効率いいわ。
    そのうち紙原稿の応募はなくなるね。

    1. 電気ウナギは蒲焼の夢を見るか? さん

      まあ、カクヨムは今のところランキングとかもなくカオス状態なんで、読む気も起きないのだけど。
      KADOKAWAの野生時代フロンティア文学賞なんてwebのフォームから応募する感じなんすよね。電子データの方が向こうが読みやすい形で出力できるし、効率的かもしれないですね。

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