ゴジラの考察がしたい

シン・ゴジラの生物学的な考察をいくつかネットで読ませていただいたのだが、私も真似してゴジラの科学的な考察がしてきたくなった。

私は非常に気になっているのは、シン・ゴジラの動力源は核分裂、いわゆる原子力だが、原子力を動力源にする生物とはいったいどんな存在なのだろうか? という事だ。
作中で「酸素代謝でまかなえるエネルギー量ではない」という台詞から、一般的な生物が使用しているATPは使用していないか、補助的な利用だと推測すると、一体どうやってゴジラは運動エネルギーを得ているのだろうか? 核分裂は膨大な熱エネルギーを生み出してはいるが、当然熱エネルギーをそのまま運動エネルギーに変える事はできないから何らかの化学的か電気的な力の変換が起きているはずである。
ちなみに筋肉がどのような原理で動作しているのかは未だに完璧に解明されているわけではない。ATPの加水分解と結合により化学的な運動エネルギーとブラウン運動(熱によるランダムな分子運動)を応用していることまでは分かっているが、それをまだ完全に観測(あるいは再現)できているわけではない。
原子力による大量の熱は激しいブラウン運動を引き起こすだろうが、ブラウン運動はあくまでランダムなのでそれをコントロールできる運動エネルギーをどこからか得ないといけないはずで、それは一体なんだろう? という事を考えている。
一応自分なりに仮説を思いついたので、そのうちここで仮説を述べるかもしれない。

さて、本日の更新。

アーカイブはこちら。
「機動生命体」

#0000,0010,0011
プロジェリアの七本の足のうち、一本が“開く”。正十二面体の箱をパタパタと開けたように、五角形のプレートがおり開かれていく。
そして、開かれたプレートが、突如として“消え失せる”。目の錯覚かと思った。だが、確認するように目をしばたいてみても、プロジェリアの足の一本は姿を消したままだ。
「いつッ……」
目をしばたいたせいで、老場プロジェリオン・フィールドの影響を強く受け、右目が破裂する。
眼窩に響いた圧力で、激しい痛みが走り、私は思わず前のめりによろける。
突如、私の頭上を何かが通り過ぎるような感覚がした。
「え?」
思わず頭上を確認する。ひどい違和感だった。ちょうどよろける前の私の頭があった空間が、奇妙にゆがんでいる。白いプロジェリオン・フィールドの力場に、一筋の光がさしたかのように灰色の帯が伸びている。
「なんなの、これ……」
油断もあったと思う。プロジェリオン・フィールドの影響で損傷が激しくなったとしても、損傷回復で再生できるから大丈夫だという過信があった。
歪んだ空間に触れた私の右手の指は、5本とも根拠のない過信とともにバラバラに寸断された。

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