最近思うこと

なぜ小説を書く人たちは「書く」っていう行為にそこまで固執するんだろうか。

「書く」ことよりも、「作る」事が大事で、もっと大事なのは作品として「作りあげる」事なんじゃないだろうか?

ただ書いただけじゃ下書きに過ぎないので、そこから見直したり、推敲したり、編集してはじめて作品ができるんじゃないだろうか。

ネットのあちこちにいる作家志望はひたすら「書かなきゃ書かなきゃ」と言っているが、ただ書けばいいってもんじゃない。
自分の文章と物語に向き合って、自分の実力を理解したうえで、「下書き」を「小説」に変えて行かなきゃいけないと思う。

当たり前の事かもしれないが、その当たり前の事をするのが難しい。という事を書いているのは、今まさにそういう書き方にしていこうとして苦しんでいるから。

自分と対面して、自分に才能がないのを再認識させられるのは、苦しくてたまらない。
それでもやってるのは、小説を作ることが多分好きだからなんだろうな、と思う。
物を作るのには「工程」があるし、目的地には「行程」がある。

部活動の練習が楽しい時なんてほとんどない。だけど、パズルが解けた時に嬉しいのは解けないっていう苦しみを経たあとだからだ。
キツい所を乗り越えたら、何か違ったモノが見えてくるんじゃないかって期待で、なんとかやっている。

最近小説の作り方を少し変えた。といっても、最近公開しているコロリベは昔のやり方から変わっていないので、読んでいる人はあんまり変化を感じられないと思う。多分、変化が出るのはコロリベの次作くらいじゃないかな、と思う。

昔からのやり方を変えるのは苦しいけど、そこに留まってても、待ってるのは行き止まりだよなぁ、と最近思った。

モチベーションを維持するための、つぶやき、みたいなモン。

“最近思うこと” への4件のフィードバック

  1.  どうしてみんな書くことに固執しているのかは知らないが、書かなきゃ書かなきゃって言ってる人は見苦しいと思う。
    「何と闘ってるんだろうこの人。嫌なら勝手にやめればいいのに。変に自分を追い込んで文豪気取りなの?」って気分になる。
     最終的には書かなきゃ死ぬ人だけが息をするように書きつづけると思うし、実際そうなればいいと思う。

     なおここに書いた発言はすべてブーメランの模様。

    1. 電気ウナギはかば焼きの夢を見るか?

      こんばんわ。
      なんなんすかね。日本人特有の「頑張ったヤツが偉い」みたいな風潮。頑張らないヤツは偉くないから、頑張れない俺はダメみたいな思い込み。
      フィクションの中では努力ってのは重要な因子だけど、現代日本は意味ない努力を強いられてるようで窮屈だと思うんですよ。
      プロセスは意味なくて結果が全てっていう極端な事いうつもりもないんだけど、どう努力していくのかみんな余りにも考えて無さ過ぎだと思うんすよね。取りあえずウサギ跳び、みたいなの意味ないかな、と。

      筋トレだけで最強に慣れるのはワンパンマンだけですわ。

      1. 小説にかぎっていうと、書けるシステムや環境が確立してないことも問題の一つじゃないでしょうか。
        小説をArtだと思っている方々は作家を神格化しがちですし、技術や建設的(論理的)思考から目を背け、トラディショナルな私小説的精神世界をこそ是とする向きもあると思います。その背景にあるのは国語教育かもしれませんね。
        プログラムを書くように、あるいはロケットを飛ばすように作品を作る作家は、今ではたくさんいますが、そういった作品が教育に用いられないのであれば、この風潮は変わらないではないでしょうか。

        1. 天の光はすべて星さん

          こんばんわ。
          根本原因は国語教育では、と。……ちょいとどうコメントするべきか悩みますな。
          ひとつ思うのは、日本文学なんて、せいぜいここ100年くらいの歴史しかないわけで、そんなモノをいつまでも有り難がっているのはどうかしてる、ってとこですな。
          毎回国語のテストで落第だった俺には国語教育の意味とか分かりませんな。
          もっと踏み込んで言えば、義務教育で役立った知識は常用漢字と四則演算くらいですわ。義務教育なんて下らない事は早く止めてしまえって小学校1年性から思ってました。

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