無力感、更新

一日なろう本文のスクリプトを実行する手段を探していたが分からなかった。無力感にさいなまれる。

で、本日の更新。

アーカイブはこちら。
「機動生命体」

#0000,0001,1000
まるでマネキンが横たわっているようだった。命を感じさせない、物質の塊。マネキンのような物体は、まったく表情を変えずに立ち上がる。
人間を真似した偽物でしかなく、生理的な嫌悪感が全身に走る。
「なんなのこいつ? 私達の真似してんの?」
アリサが後ずさりしながらそう言った。
「真似だけならいいけど、何かするつもりなら厄介ね」
マネキンの表面が割れる。そして、その中から出てきた物に私とアリサは驚愕する。
「まさか……人間?」
人間の、少年だ。

#0000,0001,1001
痩せこけた身体は、肋骨が浮き出ている。背は高く、頬はこけている。髪は荒れ、長い。
私とアリサは静止していた。プロジェリアが変態して人間の形に変わったというよりは、まるで誕生だ。
「クオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!」
少年が咆哮する。
少年が脱ぎ捨てたプロジェリアの“殻”は、役目を終えたのか、干からびて色あせている。
老場プロジェリオン・フィールドは不活性化しておらず、健在だ。私達の表皮とあらゆるパーツは削られ続けており、その下から新しい組織が生まれ続けている。かつてプロジェリアの外殻だったものもその影響下からは逃れられない。色あせて、崩れ、砂へと還っていく。
プロジェリア・フィールドが健在ということは、発生源は目の前のこの少年なのだろうか?

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