金田と更新

目黒シネマで「AKIRA」と「スプリガン」が2本だてでやっていたので見てくる。
目黒の街ではさんま祭とかいう祭りをやっており、サンマを焼く煙で煙たかった。サンマちょっと食いたかったがサンマを食うために並ぶのもなんだかなぁ、という感じだし、こんな暑い日にサンマなんて食ってらんねぇよ。

目黒シネマにははじめて訪れたのだが、店員さんが軽くコスプレしてたりとかして面白い。
赤い布きれをマントのようにまとった金田の格好とか、いい感じ。

「AKIRA」は安定の面白さ。フィルム上映なのでスクリーンでノイズが踊りまくるのだが味が合ってよい。あと音声もところどころ途切れてたかな。キャラが妙に気取ってなくて素朴なのがいいよね。爆音の芸能山城組の音楽がスクリーンにはえる。

「スプリガン」は、前半はすげぇ動いて作画もすばらしいのだが、後半は少しあくびが出てケツが気になった。黒幕のマクドガル大佐の思想と目的が全然共感できないし、マクドガル大佐の極端な思想に対して主人公の優が思想的にまったく対立しておらずただ戦っているだけなのが原因では。

『この虚け者がーッ!!』
『東方不敗!アンタは間違っている!!』

みたいなやりとりがないと、なんか面白くないよね。

んで、今日の更新はこちら。
で、アーカイブはこっち。
「機動生命体」

#0000,0001,0011
プロジェリアの生み出す老場プロジェリオン・フィールドの出力が、高まっていく。私の体の崩壊が早まる。指の爪が、再生中に何度もはがれ続ける。再生が間に合わない。
地響きとともに、プロジェリアを中心とした半径約500mの範囲で1mほど地面が陥没する。陥没は続き、立っているのが困難なほどの振動が響く。
この振動は、地下の陥没だろうか。東京の地下を、毛細血管のように張っている地下鉄道と、蟻の巣穴のような地下空間が、崩壊しているのではないかと私は推測する。
「ユニ! このまま、どうなるの!?」
どうなるかの答えはすぐに来た。地面は割れ、プロジェリアと私達は地下へと落下を始める。

#0000,0001,0100
地面が崩落してから、すでに一秒以上の落下が続いている。自由落下での落下距離は、すでに15mほどに達しているはずだ。足下には真っ暗な虚無が広がる。底はまだ見えない。
地下鉄等の人工の地下施設が崩落したとすれば、空洞の深さはせいぜい数十mほどでしかない。
落下しながらプロジェリアは変態を続けている。一つ分かった事は、プロジェリアの外郭が破損したとしても、超高温のプラズマが放出するような事は、恐らくあり得ない。
推測だが、アリサがプロジェリアへ放った攻撃は効果があったはずだ。効果がないのであれば、地盤を巻き込んで逃げるような手段はとらないはずだ。
ここで決着をつけるべきかもしれない。
私は機動生命体。あらゆる形状へ姿を変える、生きた兵器。落下中であろうと、どんな状態であろうと、敵を攻撃する事ができる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Protected with IP Blacklist CloudIP Blacklist Cloud